さっき、母から、祖母が入院したと聞かされました。
先月のレントゲン検査で、肺に影があったらしいのですが、検査してみないとそれが何なのかわからないので、入院して検査を受けることになりました。
もし、腫瘍だったら、開けてみないといい物か悪い物かはわからないんだよと、知っている限りのことは母に告げました。それも最近、急に大きくなった新しい物だと言うことです。それを訊けば、私はちょっと悪い予感がするのです。
私は、もし検査の結果がどうであれ、もう年齢的にもいつ逝ってもおかしくはないし、覚悟を決めた方が良いのかなって思いました。今は実感もなく、泣いている暇もありませんが、1人になって考えたらとても寂しくて、泣けてきそうです。
今までこうやって30年も行ったり来たりしていて、私は祖母のたった1人の孫で、覚悟を決めると言うだけで、小さかったときのことから走馬燈のように思い出が駆けめぐります。
これが育ててくれた親だったら、もっともっと何倍もつらいでしょう。

「ばあちゃん、もう人生なんて生きたって限られてるんだし、あと10年元気でいられるかっていったら、わからないんだよ。元気なうちに、好きなことしておいたほうがいいよ」
私は7月に、そんなことを何気なく言ってしまいました。
でも、本当にそうだと思うし、体が言うこと聞くうちに、旅行でもどこでも行っておけばいいのにって思います。毎日退屈で退屈でお迎えを待つばかりだなんて言っている場合じゃないんです。

夫と私には、存命の祖父が1人、祖母が2人ずついます。
子供たちにとっては、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが6人いるんです。年齢は、夫の祖父(87歳)を除いてはみんな80歳前後です。
覚悟はしなくちゃいけない年齢だけれど、普段いつもまだまだ長生きしてくれるって信じてるので、そんなこと考えても見なかったです。
今は、頭を金槌で叩かれたような気分です。

コメント